こんにちは、埼玉県桶川市で古民家をリビルドしているコバリラボです。
突然ですが、ダイニングテーブルっていいですよね。
家族全員で一家団欒を楽しむこともできますし、作業することだってできます。
ところが160センチを超えるテーブルはそもそも少ないですし、あってもびっくりするほど高いものばかり。
我が家ではホームセンターで買った集成材にワックスをかけて“なんちゃってダイニングテーブル”を作ったりしていますが、家の中心に鎮座するインテリアとしてはこだわりの一品であってほしいものです。
今回はそんな方に向けて、コバリラボで手作りしたモザイクダイニングテーブルを簡単5ステップでご紹介します。
・ダイニングテーブルを探している
・自宅でもできるテーブルの作り方を知りたい
・DIYにおすすめの道具を手っ取り早く知りたい
テーブル製作の流れ
テーブルの構造はベニヤ板にモザイクの木材を貼り合わせるだけのシンプルな作り。購入するものも少なめですよ~
古材や種類の違う木材を組み合わせることで天然のモザイクを作り出すのもよし。一つ一つ色を塗るのもよしです。
目指すモザイクに合わせてパッチワーク状に切っていきます。アイデアは無限大!
切ったら端から張っていきます。いよいよテーブルの全景が見えてきますよ~
最後にちょちょっとニスやワックスで仕上げ加工をして完成。立派なテーブルの出来上がりです!
このモザイクテーブルの構造はベニヤ+モザイク板の二重構造。
ベニヤの耐久性を利用してテーブルとしての機能を持たせつつ、モザイク板を貼ってお洒落にしちゃおう!というテーブルです。
なのでまずは土台の板をホームセンターで購入しましょう。
とにかく安く済ませたい方におすすめなのが構造用合板です。
厚さは1センチ前後で、1820×910センチの丈夫な板が1000円前後で買えてしまいます!
大抵のホームセンターではお好みのサイズに切ってもらえるので、とっても便利です。
テーブルに使うなら「集成材」のほうがいいかなあと思ったあなた。実は集成材って結構高いんですよ。1820mmのものは1万円くらいしてしまいます。
あくまでこの土台は見えない部分なので、できるだけ安価に済ませるのが吉です。
ただし、構造用合板はサイズが豊富ではないので、もう少し小さい物がいいという方は集成材も検討してみてください。
モザイクテーブルの華となるモザイクを構成する木材を集めましょう。
家に転がっている木材でもいいですし、ホームセンターの端切れコーナーにあるものでも大丈夫。
板材の厚さが違って多少高低差が出てしまっても、それがモザイクテーブルの味になるので数ミリであれば問題ありません。
ちなみに、コバリラボでは古民家の改修中に出た床材の端切れを使用しました。
色合いにムラがあって天然のモザイクが出来ています。
「古材なんて手に入らないよ~!」
という方も、ご安心を。実は通販でこんな商品も売っています。
大きさが決まっていて使いやすく、かなりリーズナブル。
色合いの変化は「オイルステインの濃淡」で表現するという方法もあるので、是非ご検討ください。
コバリラボが愛用しているのはこちらのステインです。色合いがシックで気に入っています。
いつか使ってみたいと思っているのは、オスモカラーのオイルステイン。天然素材派の方はこちらもチェックを。
材料が揃ったところで、いよいよモザイクテーブルを作ります。
この作業はとってもシンプル。好きな形に板材を切って自由に張っていけばOKです。
電動ノコは必須アイテム!
ただ、板材を切るって大変なんじゃないの…?と思うかもしれません。
正直、手のこぎりでモザイクテーブルを作るのは無謀に近いほど労力を要します。
そこでコバリラボが是非オススメしたいのが、電動丸ノコです!
電動丸ノコはその名の通り、電動で回る歯で一瞬のうちに木材を切断するスグレモノ。
見た目はめちゃくちゃ本格的感じだし、危ないんじゃないの…?と思うかもしれませんが、安全カバーが付いていて操作も簡単。
僕たちが実際に使っているエボリューションは小型で使用の用途は限られますが、ビギナーが使うにはちょうどいい大きさで重宝しています。
モザイクにもいろんな種類があります。
オーソドックスに一方向に並べる方法もあれば、
斜めというのもカッコイイですよね。切るのはちょっと大変。
こだわり派のあなたには全方向にモザイクを並べるという手も!(かなり大変)
最初になんとなく模様は決めておきつつ、随時切りながら貼っていく方がうまくいく気がします。
楽なのは一方向ですが、完成型を見てみると凝ったテーブルはやっぱり味がありますね。
木材を切ったらいよいよ貼り付けです。
固定にはまず木工用ボンドを使用します。テーブル一台作るには大量に使用するので、業務用のものが望ましいです。
モザイク材に使用するような木材は無垢材の場合が多いため、反ってしまっていることも。
ボンドだけでは固定が出来ないので釘を使用するか、ベニヤとモザイク材をクランプなどで固めてしまうのも手です。
クランプは、DIYにとっても便利な固定具ですよ~。
いよいよ最後の作業です。
モザイク柄の木材の上からニスを塗ることで、コーティングをします。
「木材のそのままの風合いを楽しみたい」という方もいると思うので好みに応じてですが、ニスを塗ることでモザイクの色がより鮮やかになり、完成度が上がります。
また、食事をしたときなどもサッと拭くことが出来るので便利ですよ~
ニスには水性・油性がありますが、屋内のみで使用する目的であれば水性の方が扱いやすくてオススメです。
ニスを塗ったら400番のサンドペーパーで研磨しましょう。
縁どりを付けてワンランクアップ!
モザイクを貼って完成!と言いたいところですが、最後に一工夫をすることでワンランクアップ。
テーブルの外側に胴縁を付ける事で、より完成度の高いテーブルになります。
ちょっと難しいですが斜めにカットすればさらにクオリティが上がりますよ!
完成!
最後に足を付けてついに完成です!
コバリラボでは屋外でも使えるように取り外し式の足にしましたが、室内で使う場合はアイアンレッグなどがシックでオススメです。
モザイクテーブルに必要な道具一覧
モザイクダイニングテーブルに必要な素材はこちらです。
素材はこちら
- 構造用合板
- 色の違う板材(古材がベター)
- 胴縁(お好みで)
- 水性ニス
道具はこちら
- ノコギリ(丸ノコがベター)
- クランプ
- 木工用ボンド
- 隠し釘
- 金槌
- やすり
- ニス用刷毛・ウエス
- 軍手
- 巻尺
- 差し金 などなど
まとめ
今回はコバリラボで実際に作ったモザイクテーブルの作り方を紹介しました。
手作りのテーブルが家にあるだけで、家の雰囲気がぐっと変わるのではないかと思います。
一度作ったら10年はテーブルを買わなくてもいい!と思えるぐらい立派なものがつくれるので、是非トライしてみてくださいね。
コバリラボからのお知らせ
コバリラボの新しい事業が始まります
2017年より改修を行ってきたコバリラボ。
2020年、いよいよ改修が終了します。
埼玉県・桶川市の自然に囲まれた古民家という立地。
そして、社員ひとりひとりの手で作った空間ならではの、
「ここでやる意味がある」と思える事業を準備しています。
これからの新生コバリラボを、どうぞ楽しみにしていてくださいね。
instagram:@kobari-labo
はじめまして。
モザイクテーブルを探していてこのページにたどり着きました。
色味やデザインがとても理想に近いです。
改修の際にでた床の端材を使用とのことですが、木の種類は何になりますか?
売り物で無ければ、ハードルがかなり高いですがDIYを考えています。
よろしくお願いします。