コバリラボエッセイ:古民家の床張り壁張り

コバリラボの暮らし


古民家だからこそ出来ることってなんだろう。

築年数は約70年。ちょっと新しめの古民家を社員みんなでリビルド。

ここならではの新しい古民家のあり方を考えて、考えたことを発信していきます。


1はじめに

2020年が始まってそろそろ1ヶ月が経とうとしています。

この一か月、私からするととっても長い1ヶ月でした。

なにせこの1ヶ月で古民家の床ができてしまったのですから。

そう、最近の我々と言えば、怒涛のような古民家改修の日々なのです。

コバリラボの古民家は一階の改修が終わり、二階の床と壁作りに励んでいます。

朝から現場に入って日が落ちるまで、粉塵まみれになりながら作業をしています。

今日はそんな改修の様子を綴ります。

2 見栄えが変わる

まずは床張りからスタート。

改修前はこの床の上に畳が敷かれていましたが、その畳をはがした状態にしています。

実はこの床は、一階の天井になっています。

二階の埃が直接一階に落ちてきてしまっているので、この床の上から合板を張っていきます。

男三人衆、力を合わせて張り続け、一週間程度であっという間に床が完成。

ぴっちりと敷き詰められると、それだけで見栄えがぐっと変わります。

3 ファルカタ材の誤算

次は壁張りに着手しています。

元々は藁と土を混ぜて作られた「土壁」のみでした。

経年劣化でポロポロと落ちてきてしまうので、この上から合板を張り付けていきます。

ところが、床に比べてこちらは苦戦しています。

壁に張る材は床に使った合板よりも表面が綺麗な「ファルカタ材」を使用しましたが、粉塵が細かいのでくしゃみが止まりません。

粉塵用マスクを装着して作業を行います。

また、壁に張る板を加工するのにも一苦労。

屋根に横たわる梁を活かしたいので、隙間にぴったり収まるように板を微調整するのですが、梁はせり出しているところもあれば凹んでいるところもあって、その形に加工するのが大変です。

一人が計測を担当し、一人が丸のこで木材を切る担当をしながら、協力して作業を行います。

4 そういえば、ヒヤリ・ハット

午前中にはよく働いた頭も、午後を回ると徐々にミスが増えていきます。

そんな時は現場作業をしていた時に、「危険物を触る時は十分に休むこと」と教わったことを思い出します。

たった一つのミスが命取りになることもある。

こと素人の私たちの作業ですから、プロがやっている以上に休みも余裕も必要です。

「ヒヤリ・ハットをなくそう。安全第一ヨシッ」

どこか他人事に聞こえていたあの言葉を、自分から口に言うように なるとはなあと思いつつ。

今日も安全第一で、ゆっくり、しっかりと作業を進めます。

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